「美容師になりたいけど迷っている」そんなあなたに伝えたいこと

公開日:2020年8月19日 ↺最終更新日:2021年7月28日


今、この記事を見てくださっているあなたは
「美容師になりたい人」
もしくは
「美容師になりたいけどまだ迷っている人」

とにかく「美容師」という職業が
いろんな意味で気になっている方だと
思います。

 

そんなあなたに向けて
たくさんの失敗を積み重ねてきた元美容師
だからこそ伝えられる美容師のリアルを
きれいごと抜きで書いてみました。

美容師は素晴らしい職業ですが
やる気はあっても実際に続けていけるのは
‟ごく一握り”の厳しい業界です。

 

この記事を読んでくださったあなたが
より良い未来を築いていけますように…
心から願っています!

美容師になりたいけど迷っているあなたへ

はじめに

美容師になる上で最も大切なこと
は何だと思いますか?

 

「手先の器用さ?」いいえ。
「美的センス?」いいえ。
「話し上手?」いいえ。

 

\‟からだが健康でタフなことです!”/

体力おばけくらいがちょうどいいです。
これ本当!

あなたは体力に自信がありますか?

 

美容師は華やかな世界だと思われがちですが

現実は裏方仕事……大変な事も多いのです。

 

あなたは自分が綺麗でいること以上に
人を綺麗にすることが好きですか?

美容師の離職率と現実

美容師の離職率は9割だといわれています。
すでに聞いたことがあるかもしれませんが
これは本当です。

専門学校時代の仲間たちを思い浮かべると
……残念ながら
そのくらいみんな辞めています。

 

美容師になるためには、国家資格である
美容師免許を取らなければなりません。

お金も時間もかけて、努力を積み重ね
やっとの思いで就職した念願の美容室。

それなのに、そのほとんどの人が
アシスタント時代(見習い)
に辞めてしまいます。

それは、なぜでしょうか。
……それほど過酷なのです。

就業時間が長すぎる

美容室に就職すると
スタイリストとして一人前になるまでは
ずっと見習いです。

営業時間中はアシスタントとして仕事をする
ので、営業時間外に練習をして
技術を習得していく必要があります

後輩が入社すると、自分の練習だけでなく
後輩の技術育成もしなければなりません。

わたしが勤めていた美容室では
営業前後に清掃の時間があるので
それ以外の時間で、始発から『朝練』
終電近くまで『夜練』をしていました。

通勤時間をあわせると
20時間くらい稼働しているんですよね(笑)

定休日も、撮影があったり
ヘアモデルを見つける為にずっと街にいたり
休日という休日がほぼ、ありませんでした。

営業時間や練習時間はお店によりますが
アシスタント時代は練習時間を含めると
長時間労働
だと思っておいて
間違いありません。

健康な人でも体を壊してしまうような
スケジュールです。
美容専門学校のスケジュールも大変ですが
その上にアルバイトもして遊びにも行ける
ようなタフな人達が美容師を続けています。

あなたはどうですか?
体力に自信がない方は
今のうちから体力をつけましょう!
体が弱い人は、幅広い視野を持って
美容師以外の選択肢も見つけておきましょう

立ちっぱなしで休憩がとれない事も

入社してから慣れるまで
意外にしんどいのが立ちっぱなしだと
いうことです。
慣れてしまえば問題ないのですが
最初は足がぱんぱんに浮腫みます。

決まった時間の「お昼休憩」は取れないので
予約状況やスタッフの人数によっては
忙しいお店だとアシスタントが休憩に入る
時間が取れなかったり、お水を飲んだり
トイレに行く時間がない事もあります。

夕方になってやっと食べられるなんて事も。
(それもだんだん慣れてきます)
すぐに食べられるものになりがちなので
栄養も偏ってしまいます。
拘束時間がとにかく長いので
コンビニ食や深夜の外食も多かったですね。

睡眠時間も短い中
食生活も乱れがちになるので学生のうちから
自炊力をつけておくといいですね。

学生のうちは雑用しかさせてもらえませんが
美容室でアルバイトをしておくと
一日の流れや、立ちっぱなしの業務にも
慣れておくことが出来るかもしれません。

意外に多い手荒れと腰痛

アシスタントの主な業務はシャンプーです。
1日に何人もシャンプーをする事はもちろん
カラー剤やパーマ剤も流すので
いろいろな薬剤を一日中触る事になります。
なかには、手荒れが重症化してしまい
辞めざるおえなくなる人もいます。
爪は染料で染まり
アシスタント時代は特に手がボロボロ
なります。

シャンプー台の種類によっては前かがみの
体勢にならなければいけないものがあり
腰痛になって辞めてしまう人もいます。

肌が弱すぎる人
腰痛持ちの人は要チェックですね。

入社後はシャンプーの技術を習得するために
営業後もシャンプーの練習があります。
アシスタント時代の手荒れは覚悟しておいて
ください。

肌が弱い人はグローブを使ってOKのサロン
腰が弱い人はサイドシャンプーではなく
バックシャンプーができるシャンプー台を
取り入れているサロンを選ぶのがおすすめ
です。

お給料が安すぎる

アシスタント時代のわたしのお給料は
手取りで14万円ほどでした。
時給に換算してはいけません
福利厚生や手当てがないお店でしたので
ここから保険料や、家賃・光熱費などを
支払うと、とても厳しい生活になります。

その上
美容師として、服、メイク、髪型にも
気を使わなければなりません。

仕事道具や練習の為のマネキンなども
すべて自分で揃える必要があります。

自由に使えるお金はほとんど残りません。

スタイリストとしてデビューすると
歩合も貰えるようになりますが
そこに至るまでにあまりにも割に合わない
と、挫折してしまう人も多いです。

福利厚生がしっかりしていて
手当てが手厚いところに就職することを
おすすめします。

アシスタントからデビューするまでの
カリキュラムがしっかり立てられている
ところを選ぶことも大切です。

実家を頼れる場合
アシスタントの最初のうちは
実家から通うのもひとつかもしれません。

濃密な人間関係

早朝から深夜まで、家族よりも長く
濃い時間を過ごすことになります

大人数のサロンとアットホームなサロンでも
雰囲気が変わりますが
人間関係が最悪だった場合は、一緒にいる
時間が長すぎて辛いかもしれません。

わたしの勤務していたサロンは少人数で
厳しすぎるスタイリストに追い詰められて
何人も辞めていきました。

業界的には気が強い人も多いので
精神的なタフさも必要かもしれません。

理不尽な嫌がらせをされたり
技術を教えてくれなかったり
美容師として、人として尊敬できる先輩が
一人もいない場合など、就職先が原因で
あなたが潰れてしまうくらいなら
早めにお店を変えるのもありだと思います。
どうせ頑張るなら
成長できるサロンで頑張りたいですよね。

学生のうちに出来ることは
お客として色々な美容室に通ってみて
自分に合う体系のサロンや
雰囲気のいいサロンを見つけておく事です。

女性の結婚とキャリア

アシスタントからスタイリストとして
デビューするまで最低でも3年
それ以上にかかる場合がほとんどです。

デビューしようと頑張っているとき
又はデビューしたてで頑張りどきだ
という時と、出産適齢期といわれている時期
が重なりやすく
わたしの周りでは結婚・出産を機に
美容師を辞めてしまう人がとても多い
です。
一度辞めてしまうと
美容師として復帰する女性はほとんど
居ません。

美容師は激務なので、美容師免許を生かして
アイリストやネイリスト
カラー専門店のカラーリストに
転職される方が多いです。

美容師免許を持っていても
カット技術まで身につけていないと
出産などで一度仕事から離れた場合
美容師としてアシスタントからはじめるのは
とても厳しいと思います。

ライフプランをお持ちの方は
その辺も頭に入れておくといいと思います。

ねこさん

美容師って意外に大変なんだね。。。

以上のことから、大前提として
からだが健康でタフなことが重要だという事
がおわかりいただけたでしょうか。

やる気はあっても、いろいろな原因で
辞めてしまう人がとても多いのです。

 

また、アシスタント時代の最初の頃は
体が慣れるまでボロボロだと思って下さい。

お客様にも気を使い、先輩にも気を使い

慣れない業務の中
覚えるべき技術がたくさんあります。

自分はボロボロの状態で
お客様を一生懸命、綺麗にします。

美容が大好きで
自分が綺麗でいたい気持ち以上に
人を綺麗にしてあげることも好き
な人
でないと、デビューするまでの厳しさを
乗り越えることができないかもしれません。

 

スタイリストとしてデビューが出来れば
後輩に任せられる仕事も増え
時間やお金にも必ず余裕ができます!

スタイリストになってからの苦労も
もちろんありますが
スタイリストになってから
美容師を完全に辞めてしまう人は
ほとんど居ません。

アシスタント時代をいかに乗り越え
スタイリストとして実績を積めるようになる
まで、心身共に‟頑張って乗り越えられるか”
が鍵なのです!

ねこさん
あおい

わたしは美容師の仕事が大好きでした!小さい頃から美容師になりたくて、ずっと努力を重ねてきました。ただ、からだが弱かったので、ある意味では、全く向いていなかったのです。無理を続けすぎた結果、病気になってしまい、今も療養しています。わたしは、美容師になるためだけに学生時代を過ごしてきたので、美容師を辞めたあとは、けっこう苦労しました。あなたには「絶対に美容師になるため」または「美容師ではない選択肢を見つけるため」より良い選択をしていってほしいのです

美容師という仕事の素晴らしいところ

大変なこともたくさんありますが
それに勝るほど、美容師は
とてもやりがいのある素晴らしい仕事
です!
美容師を目指してよかったことも紹介します
ので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

手に職!身につけた技術は一生モノ


汗水垂らしながら一生懸命身につけた技術は
一生モノです!
自分をより魅力的にスタイリングできるよう
になることはもちろん。家族や周りの人にも
プロの技術や情報を提供できるように
なります。

美容師として一人前になれたら
世界中どこへ行っても仕事が出来ますよ!

おじいちゃん、おばあちゃんになっても
続けられる、手に職をつけるということは
本当に素晴らしいことです!

生涯、勉強!美容師は楽しい


美容師の仕事に、これでいいということは
ひとつもありません。

美容技術は日々進化し
流行も常に変化します。

生涯、勉強です!

美容が好きな人にとっては
好きなことを仕事にできる最高の環境です。
自分の接客や技術でお客様に喜んで
いただけた時は本当に嬉しいです!

チームワークでお店をまわし
一日を終えたときは疲労感よりも楽しさが
勝る、そんなお仕事です。

お客様との出会い


一ヵ月、または数ヵ月間隔で通って下さる
お客様。なかには何年も何十年も通って
下さるお客様もいます。

長く勤めていると親しく会話できるお客様も
増え、いろんな年代のいろんな職種の方と
出会うことができます。

わたしの勤めていたサロンは
地域密着型だったので、距離感がとても近く
美容師として、お客様の人生の一部に
関われたことがとても幸せでした!

スタッフとの出会い


一緒にいる時間があまりにも長すぎて
猫をかぶりきれません(笑)

お互いに良いところも悪いところも
理解したうえで、日々いろいろなことがあり
切磋琢磨していく仲間なので
とても濃い付き合いになります。

わたしは、勤めていた美容室を辞めることに
なりましたが、当時のスタッフとは今でも
飲みに行くほど仲良しです。

頑張れば……稼げるぞ!


あなたの通っている美容室のカット代は
いくらくらいですか?

わたしの勤めていた美容室では
カット代6,300円ほど頂いていました。

カットには材料代がかからないので
ハサミ1本で技術に対する対価を頂いている
わけです。

スタイリストとして頑張れば
……お金もいっぱい稼げるかも(?!)

華やかな世界もある


雑誌やテレビに取り上げられるような
有名店に勤めたり
自分自身が有名な美容師になった場合
綺麗なモデルさんや有名な芸能人が
お客様として通ってくれることもあります。

雑誌の撮影や、ファッションショーの裏方
など、華やかな場所で仕事をすることも
あります。

美容師になりたい!不安解消Q&A

Q不器用でも、美容師になれる?
A全然問題ありません!
不器用な人ほど努力するので
うまくなる人が多いです!

頑張ればいい美容師になれますよ。
わたしも不器用なので
器用で天才型がうらやましいですけどね。

Q人と話をするのが苦手。向いていない?
Aお話上手よりも
聞き上手である方が大事だと思います。

お客様の求めているものを引き出すためにも
「聞く力」「相手にあわせられる力」
が必要です。

美容師と話すのが苦手なお客様は多いので
お客様のタイプにあわせて
基本的に受け身で大丈夫です。

Qセンスがないわたしは向いてない?
Aそんなことありません!
どんなにハイセンスな技術をもっていても
お客様の要望を汲み取れない美容師は
いい美容師でしょうか?
努力をしながら、あなたの個性を
生かしていけばいいんですよ。

Qリアルを聞いたらますます迷ってきた
Aわたしの同期には
美容専門学校を卒業後、大学に進んで
普通に就職した人
全く違う道を選ぶ人もいました。
美容師免許を生かした別の選択肢もあるので
ゆっくり考えてみてくださいね。

Q美容師になるために気を付けるべき事は?
A人としての基本、身だしなみ
(特に男性は、女性に触れる仕事なので
清潔感が大切です!)

激務なので体調管理を忘れずに。

Q美容師になるために今からできる事は?
A体力づくり・いっぱい遊ぶこと
好きなことをとことん楽しむこと
人と関わること
日頃からヘアメイクを楽しむこと
幅広くいろいろなものにアンテナを張ること
(自分より上の年代のお客様も多いので
ニュースをチェックするくせをつけておく
幅広く雑誌の系統を把握しておくなど)

Q美容師になるためのおすすめの趣味は?
A撮影をするので、カメラを学ぶのは
いいかもしれません。
あと、昨今の集客方法が「SNS」を
利用したものが増えているので
SNSを上手く活用できるようになっておく
のもおすすめです。

ねこさん

他にも気になることがあったらお問い合わせから何でも聞いてください

美容師を目指すあなたに覚えておいてほしいこと

お客様目線を忘れるべからず

アシスタントのときは
ウィッグ(マネキン)を使って
たくさん練習をしているので
ついついお客様に対する配慮や力加減など
サロン業務に慣れれば慣れるほどお客様視点
の気遣いを忘れてしまいがちです。

そこでおすすめなのが
お客として美容室に足を運ぶこと。

「こういう事をされたら不快だな」
「こういう気づかいがあると素敵だな」等

感じたことを自分のサロン業務に生かす事。
お客様目線をいつまでも忘れないで。

強みを持つべし

街には美容室が溢れかえっています。
そこで、他の美容師との差別化を図れるのが
「強みをもつこと」です。

あなたの得意分野、強みはなんですか?
これだけは誰にも負けない!
という技術をひとつ磨き上げてください!

お客様・スタッフから愛されるべし

基本のあいさつはもちろん
「ありがとう」「ごめんなさい」を
素直に言える人になりましょう。

わからないことは素直に聞き
教えてもらったことは忘れないように
メモを取りましょう。

あなたの仕事に対する姿勢は
お客様にも必ず伝わります。

「あなたにやってもらってよかったわ」
と思ってもらえるように。

お客様からもスタッフからも
愛される美容師になりましょう!

先を長く見据えるべし!無理はしないで

過労を甘く見てはいけません。
美容師の仕事は激務なので
頑張ろうという気持ちとは裏腹に
体調を崩してしまうことが
あるかもしれません。

アシスタント時代はデビューしようと
必死なので、立ち止まることが怖いと
思います。

「お店に迷惑がかかるかも」
「ここで休んでしまったら
美容師になれないかも」

目先の事しか考えられないかもしれませんが
就職したてのハタチそこそこのあなたは
先がとっても長いんです!
何をするにもからだが一番大事!

体に異変を感じたらゆっくり休んで
ください。

ねこさん

先は長いよ!体を一番に大事にしてね

まとめ

美容師になりたいけど迷っているあなたへ

美容師という仕事について
少しは参考になりましたでしょうか?

わたしの経験がどうかお役にたてますように

つたない文章を最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

あなたの未来がより良いものになりますように……

心から願っています!

 

頑張ってください^^


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