コラーゲンピールとミラノリピールの違い|どちらの方がいいの?

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公開日:2020年11月1日 ↺最終更新日:2024年12月7日

こんにちは!あおいです♡

 

‟コラーゲンピール”(マッサージピール)
‟ミラノリピール”(バイオリピール)

 

ねこさん

この2つのピーリング
結局どっちがいいの?

と思っている方へ向けて

コラーゲンピールとミラノリピールの違いについていろいろな角度から深掘りしていきたいと思います。

コラーゲンピールとミラノリピールの違い

 

わたしの経験上、どちらもやってみた感覚を簡単に言ってしまうと

 

コラーゲンピールは、痛みがあり、赤みは若干でますが皮むけがほとんどなくダウンタイムは短め

ミラノリピールは、痛みは若干抑えられているけど、皮むけするのでダウンタイムは長め

だと感じます。

ねこさん

痛みが苦手ならミラノリピール、皮むけしたくないならコラーゲンピールがいいってこと?

このように感じる方は多いようですが、人によってはミラノリピールでも痛いと感じる方も
いますし(※必ず皮むけがあります。)、コラーゲンピールでも、結構皮むけするという方もいます。

感覚的なものは人にもよるかもしれませんが、まずは、成分の違いから考察していきたいと思います!

成分の違い

コラーゲンピール・ミラノリピール共通の特徴である ‟真皮層まで作用”させてコラーゲンを増生させたり、線維芽細胞を活性化させたりできるのはトリクロロ酢酸(以下 TCA)という薬剤を使っているからなのですが……

TCAは効果が高い分、とっても強い酸なのでTCA単体だけのピーリングだと強烈な痛さでがっつり皮が剥けるんですよ。(ディープピーリング、といってピーリング全盛期に流行っていましたが、現在、この治療は日本ではほとんど見かけなくなりました。※毛穴やクレーター等のスポット治療としては現在も使用されています。)

確かに、皮が全て剥けたあとは肌が一層されて綺麗になれるのですが、日本人の肌質だと色素沈着になるリスクの方が高いので、おすすめできる治療ではありませんでした。

 

そこで!

TCAの良い面を生かして、強い剥離作用などは抑えるために過酸化水素(以下 H2O2)を正確な濃度で配合させて、相互作用を利用しているのがコラーゲンピールであり

TCAを含めた5種類の酸を使い、特許技術で強い剥離作用は極力抑えながら薬剤の安定性や痛みを抑える為に更に色々な成分を添加して作られたのがミラノリピール  なのです。

コラーゲンピールの成分
TCA 33%
H2O2
コウジ酸
ミラノリピールの成分
TCA 35%
ラクトビオン酸
サリチル酸
タルトル酸
クエン酸
アミノ酸
ビタミンB・C
ねこさん

強い剥離は抑えられているとはいえ・・・TCAが含まれているから多少はどちらも痛いよ

成分を見ただけではピンとこないと思うので、コラーゲンピールミラノリピールのそれぞれの作用についても深掘りしていきたいと思います!

 

「そこまで専門的な情報求めてないわ」という方は、説明のところだけスルーしてぜひ、最後まで読んでみて下さいね。

コラーゲンピールについて

 

PRX-T33はイタリア発の薬剤で、表皮を傷つけずに肌の深層部を活性化させることができる特許取得製剤としてヨーロッパでは広く知れ渡っている治療です。(安全性を示すCEマークを取得)

PRX-T33を塗布後、TCAとH2O2は異なる速度で皮膚を通過し、異なる深さまで到達していきます。

H2O2は表皮の細胞と親和性が高いので、皮膚の浅いところで素早く浸透します。

一方で、TCAの水素イオンは表皮や真皮へゆっくりと深い層まで浸透していきます。

このとき、水素イオンは表皮層でH2O2との化学反応で‟水”になるため、TCAの強い剥離作用が抑えられます。

化学反応をしなかった残りの水素イオンは真皮まで達し、真皮細胞に働きかけるので細胞の再生やコラーゲンの産生を促進します

更にコウジ酸を配合することで美白効果も期待できる薬剤となっています。

TCA
・ターンオーバーの促進
・繊維芽細胞の活性化
・コラーゲン増生

H2O2
・TCAの強い剥離作用から保護
・角質層のたんぱく変性を防ぐ
・炎症反応の抑制
・コラーゲンの増生
・真皮基質の再構築

コウジ酸
・強力な美白作用
・メラニン生成抑制
・活性酵素の抑制・抗酸化作用


※クリニックよりお借りしています。

更に、PRX-T33を開発したWiQoというメーカーがPRX-T33専用のアフターホームケアも開発しており併用することが推奨されています

 

グリコール酸が8%配合されたWiQoフェイスフルイド(美容液)と保湿力・保護力ともに抜群のWiQo保湿ナリシングクリーム(クリーム)を一緒に使うことで、肌を常に活性化させ続けることが出来ます。

PRX-T33と一緒にライン使いをすることでより美肌効果を実感出来ますよ!

コラーゲンピール ボディ用

コラーゲンピールにはPRX-T Ladyというボディ用のピーリングがあります。身体の黒ずみが気になる部分へのお手入れに特におすすめ!クリニックにはあまり出回っていないものです。
TCA 33%
1瓶 2ml

ミラノリピールについて

 

BioRePeelはイタリア‟ミラノ”初のピーリング剤なので‟ミラノ・リピール”とも言われています。

‟コラーゲンピールを進化させたもの”と言われていることがありますが、別メーカーが国際特許技術によって開発したものです。(こちらもCEマークを取得)

 

TCAの濃度はコラーゲンピールよりも少し高いのですが、色々な成分を添加させることでコラーゲンピールよりも痛みは抑えながらより高い効果が期待できるといわれています。


ミラノリピールは2層構造になっていて、親油相と親水相に分離しているのでシャカシャカと混ぜ合わせてから使用します。

 

◆親脂相(ブルー相)
・TCAなどの活性成分の酸化を防ぐ
・肌の水分蒸発を抑え有効成分を浸透させる
・皮膚の皮脂膜を回復させ維持する
・肌の水和性を増加させる

◆親水相(イエロー相)
・線維芽細胞を刺激し皮膚の再生を活性化
・細胞の代謝を助ける
・角質細胞を溶解・剥離させる
・細かいシワを減少
・ニキビの発生を抑え毛穴を引き締める

 

5種類の酸を使用することで表皮をマイルドに剥離します。

更に、アミノ酸やビタミンが加わることにより肌細胞を刺激し、リフトアップ効果やⅢ型コラーゲンを増やして、エラスチンやヒアルロン酸を産生します。

ミラノリピール ボディ用

ミラノリピールにはTCA50%のボディ用のピーリングがあります。TCAの濃度が高めなので膝・肘・ワキなどのしつこい黒ずみや、肩・背中・手の甲など広範囲のお手入れにもおすすめ!クリニックでも導入されているところが多いですが、価格が高いので個人輸入するのに特におすすめ。
1瓶 12ml

どちらの方がいいの?

 

コラーゲンピールよりも進化版のミラノリピールの方が良い!という宣伝を見かけることもあるのですが、そもそも販売元が違うので……

 

例えていうなら
シャネルが発売していた大人気の化粧品を、ディオールが、ただの模倣品としてではなく独自性を付加させて作った化粧品みたいな感じです。

なので

シャネルというブランドや使用感が好きな人はシャネルを使えばいいし、ディオールの使用感の方が好きかも。という人はディオールを使えばいいと、わたしは思うんですよね。

 

わたしは、元々コラーゲンピールが大好きでずっと使い続けていましたが、ミラノリピールが導入されはじめた頃にミラノリピールも試してみたのです。

 

結果

コラーゲンピールは続けてきたことでほとんど皮むけがないのですが、ミラノリピールは(わたしの場合)皮むけがひどくて、なぜか肌荒れをしてしまうんですよね。追記:※現在は使用できています!

ミラノリピールの方がTCAの濃度が高く、いろいろな成分が添加されているのでコラーゲンピールよりも効果があるのでは?と、期待をしていたのですが、わたしは、化粧品に関してもいろいろな成分が含まれているものよりもシンプルなものの方が肌に合う事が多いので、肌荒れや、皮むけ、ダウンタイムの長さなどを考慮すると、いつでもダウンタイムを気にすることなく取り入れられるコラーゲンピールとWiQo(ワイコ)のホームケアとのライン使いが一番自分には合っていると結論づけました

 

くすみが出やすい肌質なので、コウジ酸が含まれていることでトーンアップができるのも嬉しいポイントです。

もちろん ミラノリピールも大好きなのでボディのお手入れに取り入れています!

 

人によって、肌質や、生活習慣も違うわけですから、肌への反応の仕方、痛みの感じ方・好みも違うと思います。

使用し続けたときの効果の違いに関しては、わたしはあまり大きな差は感じなかったので(※個人の見解です)

痛みの具合や、ご自身の肌感覚でお好きな方を取り入れられるのが一番良いのではないかと思います!

皮むけはありますが、痛みが苦手な方にはミラノリピールをおすすめしているクリニックが多いです。

 

自分自身が気持ちよく取り入れられる治療の方が、より良い効果があるような気がしますよね。

どちらにしても‟ピーリング”ではあるので、他の治療と組み合わせることで更に効果をひきだしてあげることを考える方が上手な使い方だと思います。

ここだけの裏話

価格

 

コラーゲンピール(PRX-T33)は
1瓶4ml

ミラノリピール(BioRepeel)は
1瓶6ml

ミラノリピールの方が製剤が多いのですが
ミラノリピールの方が価格が安いのです。

 

クリニックなどでは、コラーゲンピールよりも最先端のピーリング、という位置づけでプラス料金を取っている所もありますが

本来であれば、コラーゲンピールよりも価格が安いはずなのですね。(適正価格で、ミラノリピールの方が安いクリニックもありますよ。)

 

絶対にミラノリピールじゃなきゃイヤだ!という方以外は、プラス料金を払ってまでミラノリピールにする必要はないのではないかなぁと、個人的には思います。

保存方法

 

コラーゲンピールは、製剤を安定させるための成分が配合させていないので、2~8度に保つ必要があり「要冷蔵品」なんですね。(納品も、出品もクール便必須)

その点、ミラノリピールは製剤を安定させているので「常温保存」が可能なのです。(5~25度)

 

最近では、クリニックでの施術ではなく、ご自宅で行っている方も多いですよね。

輸入代行として、最近はマッサージピールだけでなくミラノリピールを出品している方も多く見かけるのですが、‟仕入れ価格が安く” ‟常温で発送できる”

発送者側にとっては都合がいいので増えてきている側面もあると思います。

 

でも、常温保存が可能だからこそ購入者側からすればリスクもあります。(コラーゲンピールの常温発送もです。)

季節によって温度も左右され(特に夏)、保存時にも、発送時にも、かなり高温、又は低温になっているリスクがありますよね。

個人で購入をしてみたら‟クリニックで施術をしたときのようなツヤがでなかった”という声もよく聞きます。

製剤が劣化をしてしまったからなのか、偽物だったからなのか……わかりようもありませんが、個人で入手している以上、自己責任です。
クール便対応をしてくれて、製剤の取り扱いが適切な、正規品を取り扱っているところを自分で見極めるしかないですね。

 

個人輸入して使用したあとに大切なことは、冷蔵庫で適切に保存をして‟なるべく早めに使い切ること”です!!

クリニックでは1日に何人も施術をするので、1瓶を何ヵ月も使い切らずに保存することはまず、ありえません。

開封した瞬間から製剤は劣化していくので、お顔だけでなく、ボディにも併用をしてなるべく早く使い切りましょう。

※1回で使いきらない場合はゴム蓋を開けずに、インジェクター針を刺して使用しましょう。

使い終わったあとは、針を刺した部分をラップで覆うなどして必ず冷蔵庫で保存してください。

偽物問題

 

コラーゲンピールもミラノリピールも、メーカーから直接購入できるのは有資格者のみです。

販売元が不透明なところからは購入しないようにしましょう。
本来、個人輸入は、個人の使用に限り購入ができるものなので、転売は法律で禁止されています。

特にフリマサイトなどは、匿名で初期費用やリスクもなく販売が出来てしまうので、転売の無法地帯になっています。(正規品を扱っていて丁寧な対応の方もいらっしゃるのかもしれませんが)

わたしは偽物を直接見たことはありませんが、購入時に見た目だけで判断するのはかなり難しいと思います。

掲載されている画像は正規品でも、送られてくるものが正規品とは限りません。

信用できる海外通販サイトからの個人輸入、又は、販売元が明確な個人輸入代行サイトから購入すること。

 

リスクを100%避けたいならクリニックで施術を行うことです。

さいごに

 

コラーゲンピールミラノリピール、それぞれの違いについてお分かりいただけましたでしょうか?

 

用途や好みに合わせてお好きな方を利用しながらぜひ、美肌を目指してみてくださいね!

 

こちらの記事ではセルフで行う方法も
ご紹介しています。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!


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美容医療歴15年
ニキビ跡治療~現在はゆるっと
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