コラーゲンピールとミラノリピールの違い|どちらの方がいいの?

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公開日:2020年11月1日 ↺最終更新日:2023年7月26日

こんにちは!あおいです♡

 

ピーリングの治療は
他の治療と組み合わせることにより
より一層効果を高めてくれるものであり

取り入れやすく、価格も安く
日常のケアとしてとても大好きな治療です。

 

ピーリングにはたくさんの種類が
存在しますが

なかでも
‟コラーゲンピール”(マッサージピール)と
‟ミラノリピール”(バイオリピール)は

ツヤ肌になれて真皮までのケアができること
や、今話題の、ダーマペンと組み合わせた
ヴェルヴェットスキンに使用するピーリング
としても、とても大人気ですよね。

そこで今回は

ねこさん

この2つのピーリング
結局どっちがいいの?

と思っている方へ向けて
コラーゲンピールとミラノリピールの違い
について深掘りしていきたいと思います♡

コラーゲンピールとミラノリピールの違い

わたしの経験上、どちらもやってみた感覚
を簡単に言ってしまうと

コラーゲンピールは、痛みがあり
赤みは若干でますが皮むけがほとんどなく
ダウンタイムは短め

ミラノリピールは、痛みは若干
抑えられているけど、皮むけするので
ダウンタイムは長め

ねこさん

痛みが苦手なら
ミラノリピール
皮むけしたくないなら
コラーゲンピール
ってこと?

このように感じる人は多いようですが

人によっては
ミラノリピールでも痛いと感じる方も
いますし(※必ず皮むけがあります。)

コラーゲンピールでも、結構皮むけする
という方もいます。

感覚的なものは人にもよるかもしれませんが
まずは、成分の違いから考察していきたい
と思います!

成分の違い

コラーゲンピール・ミラノリピール共通の
特徴である ‟真皮層まで作用”させて
コラーゲンを増生させたり
線維芽細胞を活性化させたりできるのは

トリクロロ酢酸(以下 TCA)という
薬剤を使っているからなのですが……

TCAは効果が高い分、とっても強い酸なので
TCA単体だけのピーリングだと

まるで、塩酸をかけられたのかと思うほど
強烈な痛さなんですよ。
(ディープピーリング、といって
ピーリング全盛期に流行っていましたが
現在、この治療は日本ではほとんど
見かけなくなりました。
※毛穴やクレーター等のスポット治療として
は現在も使用されています。)

おまけに皮ががっつりベリベリと剥けます。

確かに、皮が全て剥けたあとは
肌が一層されて綺麗になれるんですけど
日本人の肌質だと色素沈着になるリスクの
方が高いので、おすすめできる治療では
ありませんでした。

 

そこで!

TCAの良い面を生かして
強い剥離作用などは抑えるために
過酸化水素(以下 H2O2)を正確な濃度で
配合させて、相互作用を利用しているのが
コラーゲンピールであり

TCAを含めた5種類の酸を使い
特許技術で強い剥離作用は極力抑えながら
薬剤の安定性や痛みを抑える為に
更に色々な成分を添加して作られたのが
ミラノリピール  なのです。

コラーゲンピールの成分
TCA 33%
H2O2
コウジ酸
ミラノリピールの成分
TCA 35%
ラクトビオン酸
サリチル酸
タルトル酸
クエン酸
アミノ酸
ビタミンB・C
ねこさん

強い剥離は抑えられて
いるとはいえ・・・
TCAが含まれているから
多少はどちらも痛いよ

成分を見ただけではピンとこないと思うので
コラーゲンピール
ミラノリピール
それぞれの作用についても
深掘りしていきたいと思います!

 

「そこまで専門的な情報求めてないわ」
という方は、説明のところだけスルーして
ぜひ、最後まで読んでみて下さいね。

コラーゲンピールについて

PRX-T33はイタリア発の薬剤で
表皮を傷つけずに肌の深層部を活性化
させることができる特許取得製剤として
ヨーロッパでは広く知れ渡っている
実績と安全性を兼ね備えた治療です。
(安全性を示すCEマークを取得)

PRX-T33を塗布後
TCAとH2O2は異なる速度で皮膚を通過し
異なる深さまで到達していきます。

H2O2は表皮の細胞と親和性が高いので
皮膚の浅いところで素早く浸透します。

一方で、TCAの水素イオンは表皮や真皮へ
ゆっくりと深い層まで浸透していきます。

このとき、水素イオンは表皮層で
H2O2との化学反応で‟水”になるため
TCAの強い剥離作用が抑えられます。

化学反応をしなかった残りの水素イオンは
真皮まで達し、真皮細胞に働きかけるので
細胞の再生やコラーゲンの産生を促進します

更にコウジ酸を配合することで
美白効果も期待できる薬剤となっています。

TCA
・ターンオーバーの促進
・繊維芽細胞の活性化
・コラーゲン増生

H2O2
・TCAの強い剥離作用から保護
・角質層のたんぱく変性を防ぐ
・炎症反応の抑制
・コラーゲンの増生
・真皮基質の再構築

コウジ酸
・強力な美白作用
・メラニン生成抑制
・活性酵素の抑制・抗酸化作用


※クリニックよりお借りしています。

更に、PRX-T33を開発した
WiQoというメーカーがPRX-T33専用の
アフターホームケアも開発しており
併用することが推奨されています

 

グリコール酸が8%配合された
WiQoフェイスフルイド(美容液)と

保湿力・保護力ともに抜群の
WiQo保湿ナリシングクリーム(クリーム)

を一緒に使うことで
肌を常に活性化させ続けることが出来ます。

PRX-T33と一緒にライン使いをすることで
より美肌効果を実感出来ますよ!

コラーゲンピール ボディ用

コラーゲンピールにはPRX-T Lady
というボディ用のピーリングがあります
VIOのお手入れに特におすすめ!
TCA 33%
1瓶 2ml

ミラノリピールについて

BioRePeelはイタリア‟ミラノ”初の
ピーリング剤なので‟ミラノ・リピール”
とも言われています。

‟コラーゲンピールを進化させたもの”
と言われていますが、別メーカーが
国際特許技術によって開発したものです。
(こちらもCEマークを取得)

TCAの濃度は少し高いのですが
色々な成分を添加させることで
コラーゲンピールよりも痛みは抑えながら
より高い効果が期待できると
いわれています。


ミラノリピールは2層構造になっていて
親油相と親水相に分離しているので
シャカシャカと混ぜ合わせてから
使用します。

◆親脂相(ブルー相)
・TCAなどの活性成分の酸化を防ぐ
・肌の水分蒸発を抑え有効成分を浸透させる
・皮膚の皮脂膜を回復させ維持する
・肌の水和性を増加させる

◆親水相(イエロー相)
・線維芽細胞を刺激し皮膚の再生を活性化
・細胞の代謝を助ける
・角質細胞を溶解・剥離させる
・細かいシワを減少
・ニキビの発生を抑え毛穴を引き締める

5種類の酸を使用することで
表皮をマイルドに剥離します。

更にアミノ酸やビタミンが加わることにより
肌細胞を刺激し、リフトアップ効果や
Ⅲ型コラーゲンを増やして
エラスチンやヒアルロン酸を産生します。

ミラノリピール ボディ用

ミラノリピールにはTCA50%
ボディ用のピーリングがあります。
TCAの濃度が高めなので
膝・肘・ワキなどのしつこい黒ずみや
肩・背中・手の甲など
広範囲のお手入れにもおすすめ!
1瓶 12ml

どちらの方がいいの?

コラーゲンピールよりも
進化版のミラノリピールの方が良い!
という宣伝を見かけることもあるのですが

そもそも販売元が違うので

 

例えていうなら
シャネルが発売していた大人気の化粧品を

ディオールが、ただの模倣品としてではなく
独自性を付加させて作った化粧品みたいな
感じです。

なので

シャネルというブランドや使用感が好きな人
はシャネルを使えばいいし

ディオールの使用感の方が好きかも。
という人はディオールを使えばいいと

わたしは思うんですよね。

 

わたしは、元々コラーゲンピールが
大好きでずっと使い続けていましたが

ミラノリピールが導入されはじめた頃に
ミラノリピールも試してみたのです。

 

結果

コラーゲンピールは続けてきたことで
ほとんど皮むけがないのですが

ミラノリピールは
わたしの場合皮むけがひどくて
なぜか肌荒れをしてしまうんですよね。
追記:※現在は使用できています!

ミラノリピールの方がTCAの濃度が高く
いろいろな成分が添加されているので
コラーゲンピールよりも効果があるのでは?
と、期待をしていたのですが

わたしは、化粧品に関しても
いろいろな成分が含まれているものよりも
シンプルなものの方が肌に合う事が多いので

肌荒れや、皮むけ
ダウンタイムの長さなどを考慮すると

いつでもダウンタイムを気にすることなく
取り入れられるコラーゲンピールと
WiQo(ワイコ)のホームケアとの
ライン使いが一番自分には合っていると
結論づけました

くすみが出やすい肌質なので
コウジ酸が含まれていることでトーンアップ
ができるのも嬉しいポイントです。

もちろん ミラノリピールも大好きなので
今はボディのお手入れに取り入れています♡

 

人によって、肌質や、生活習慣も違うわけ
ですから、肌への反応の仕方
痛みの感じ方・好みも違うと思います。

使用し続けたときの効果の違いに関しては
わたしはあまり大きな差は感じなかったので
(※個人の見解です)

痛みの具合や、ご自身の肌感覚で
お好きな方を取り入れられるのが
一番良い
のではないかと思います!

(皮むけはありますが、痛みが苦手な方には
ミラノリピールをおすすめしている
クリニックが多いです。)

自分自身が気持ちよく取り入れられる治療
の方が、より良い効果があるような
気がしますよね。

どちらにしても‟ピーリング”ではあるので
他の治療と組み合わせることで
更に効果をひきだしてあげることを
考える方が上手な使い方だと思います♡

ここだけの裏話

価格

コラーゲンピール(PRX-T33)は
1瓶4ml

ミラノリピール(BioRepeel)は
1瓶6ml

ミラノリピールの方が製剤が多いのですが
ミラノリピールの方が価格が安いのです。

クリニックなどではコラーゲンピールよりも
最先端のピーリング、という位置づけで
プラス料金を取っている所もありますが

本来であれば、コラーゲンピールよりも
価格が安いはずなのですね。
(適正価格で、ミラノリピールの方が安い
クリニックもありますよ。)

絶対にミラノリピールじゃなきゃイヤだ!
という方以外は、プラス料金を払ってまで
ミラノリピールにする必要はないのでは
ないかなぁと、個人的には思います。

保存方法

コラーゲンピールは
製剤を安定させるための成分が配合させて
いないので、2~8度に保つ必要があり
「要冷蔵品」なんですね。
(納品も、出品もクール便必須)

その点、ミラノリピールは
製剤を安定させているので「常温保存」
可能なのです。(5~25度)

 

 

最近では
クリニックでの施術ではなく
ご自宅で行っている人も多いですよね。

輸入代行として
最近はマッサージピールだけでなく
ミラノリピールを出品している方も
多く見かけるのですが

‟仕入れ価格が安く” ‟常温で発送できる”

発送者側にとっては都合がいいので
増えてきている側面もあると思います。

 

でも
常温保存が可能だからこそ
購入者側からすればリスクもあります。
(コラーゲンピールの常温発送もです。)

季節によって温度も左右され(特に夏)
保存時にも、発送時にも、かなり高温、又は
低温になっているリスクがありますよね。

個人で購入をしてみたら
‟クリニックで施術をしたときのような
ツヤがでなかった”という声もよく聞きます。

製剤が劣化をしてしまったからなのか
偽物だったからなのか……
わかりようもありませんが

個人で入手している以上、自己責任です。
クール便対応をしてくれて、製剤の取り扱い
が適切な、正規品を取り扱っているところを
自分で見極めるしかないですね。

 

一番大切なのは

使用したあとは冷蔵庫で保存をして
‟なるべく早めに使い切ること”です!!

クリニックでは1日に何人も施術を
するので

1瓶を何ヵ月も使い切らずに保存することは
まず、ありえません。

開封した瞬間から製剤は劣化していくので
お顔だけでなく、ボディにも併用をして
なるべく早く使い切りましょう。

※1回で使いきらない場合はゴム蓋を
開けずに、インジェクター針を刺して
使用しましょう。

使い終わったあとは
針を刺した部分をラップで覆うなどして
必ず冷蔵庫で保存してください。

偽物問題

コラーゲンピールもミラノリピールも
メーカーから直接購入できるのは
有資格者のみです。

販売元が不透明なところからは
購入しないようにしましょう。
本来、個人輸入は、個人の使用に限り
購入ができるもので
転売は法律で禁止されています。

特にフリマサイトなどは、匿名で
初期費用やリスクもなく販売が出来てしまう
ので、転売の無法地帯になっています。
(正規品を扱っていて丁寧な対応の方も
いらっしゃるのかもしれませんが)

わたしは偽物を直接見たことはありませんが
購入時に、見た目だけで判断するのは
かなり難しいと思います。

掲載されている画像は正規品でも
送られてくるものが正規品とは限りません。

信用できる海外通販サイトからの個人輸入
又は、販売元が明確な個人輸入代行サイト
から購入すること。

リスクを100%避けたいなら
クリニックで施術を行うことです。

さいごに

コラーゲンピールミラノリピール
それぞれの違いについて
お分かりいただけましたでしょうか?

用途や好みに合わせて
お好きな方を利用しながら
ぜひ、美肌を目指してみてくださいね!

 

こちらの記事ではセルフで行う方法も
ご紹介しています。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!


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