トレチノイン・ハイドロキノン療法の特徴とやり方を徹底解説します!

こんにちは!あおいです♡

 

この記事では

  • トレチノインを使ってみたい
  • ハイドロキノンを使ってみたい
  • トレチノインとハイドロキノンを使った
    治療を行ってみたい

と、お考えの方へ

ねこさん

論文や専門誌などを参考に
医学的根拠のある内容を
わたしの考えも交えながら
わかりやすく解説しています。

はじめに言ってしまうと……
トレチノインを使った治療法は
皮膚が炎症する強い副作用がある治療です。

塗り薬だと安易に考えてしまいがちですが
炎症のコントロールや
肌管理も大変な治療なので

トレチノインとハイドロキノンの特徴と
治療の詳細をまずは‟よく知る”というところ
からはじめてみてください。

トレチノイン・ハイドロキノンについて

トレチノインの主な作用

トレチノインには
‟皮膚の新陳代謝を急速に促進させる”
という主な働きがあります。

トレチノインを使ってみたいという方は

  • シミ・肝斑・そばかすを薄くしたい
  • ニキビを治したい
  • 美肌になりたい

などのお悩みをお持ちかと思いますが
このトレチノインの作用によって

気になっている部分の皮膚を入れ替え
皮膚の細胞を活性化(=美肌効果

表皮の深い層にあるメラニン色素を
短期間で外に排出(=シミに効果

毛穴を詰まりにくくして皮脂の分泌を
抑える(=ニキビに効果)などの
働きがあります。

ただし!

‟急速に新陳代謝を促進させる”という
強力な作用をおこすがゆえに
トレチノインを塗った箇所が
反応性の皮膚炎をおこします。
※赤み・皮むけ・かぶれ・痒み・刺激感
などがあります。(個人差あり)

この副作用は
トレチノインが‟効いている”ことの目安
でもあるので、副作用は辛いですが
ある程度は我慢が必要です。
逆にしばらく経過しても何の反応もない方
は、トレチノインに反応がない体質として
この治療は有効ではない場合があります。

この副作用である炎症が‟色素沈着”となって
シミのようになってしまうこともあるため

この炎症をいかにコントロールするかが
トレチノインを使用するうえでのポイントに
なります!

なので

メラニンが作られるのを抑制する働きがある
‟ハイドロキノン”を併用する場合が
多いんですね。

では、ハイドロキノンについても
ふれていきたいと思います。

ハイドロキノンの主な作用

ハイドロキノンと聞くと ‟シミに効く”
というイメージを持つ方も多いと思います。

「化粧品」としても販売されているので
身近であるぶん、トレチノインよりも
そのイメージが先行しがちですが……

ハイドロキノンは
‟新しいシミが作り出されるのを抑制する”
という働きをします。
(メラニンを作るために出てくる
チアノーゼという酵素を阻害します)

化粧品会社のグレーな広告によって
ハイドロキノン単体で‟シミが消える”
かのようなイメージを持ってしまいがち
ですが……

既存のメラニンを直接破壊したり
消失させてしまうものではなく

シミを‟抑制・予防するためのもの”です!

わたしは美容クリニックで
レーザー治療をしたあと
炎症による色素沈着を予防する為
補助的にハイドロキノンを
併用することがあります。

ハイドロキノン単体だけで
既にできてしまったシミを排出するとしたら
それは、自分のターンオーバーによるもの
です。

年齢が上がるほど
ターンオーバーは遅くなるので
それだけ長い期間、ハイドロキノンを
継続して使用することが必要になります。
※ハイドロキノンにも肌の赤み・刺激感
かぶれなどの副作用があります。

シミの治療を目的とした場合
単にハイドロキノンを塗るだけでは
皮膚の深いところにあるメラニンまで
ハイドロキノンが届くことは難しいため
トレチノインと併用して使います。

(肌の表面が白くみえることで
逆に、深いところにあるシミが目立つように
なってしまった、というケースもあるので
トレチノインとの併用や補助的な使い方が
おすすめです。)

ハイドロキノンを使っていると
新たにシミが作られなくなるので
シミのない基底層が持ち上げられ

さらに
還元作用(酸化の反対の作用)によって
くすみが取れ、高い美白効果
得ることができます。

‟トレチノインはメラニンの排出を早め
ハイドロキノンはメラニンの生産を抑える”

トレチノインとハイドロキノンは
役割を補い合った最適なタッグです♡

トレチノインとハイドロキノンを
併用した治療のことを
トレチノイン・ハイドロキノン療法
といいます。

トレチノイン・ハイドロキノン療法

トレチノイン・ハイドロキノン療法は
多くのシミの症状、特に肝斑に有用性が
高いとされています。

そして、美肌効果も抜群です!

ただ、上記でもお伝えしたように
トレチノインを使った治療法は
炎症や皮むけはつきものです。

むしろ、そういった副作用は
適度に必要な治療になります。

そこで

トレチノイン・ハイドロキノン療法を行う
うえで、最も大切なのは

トレチノインの副作用である‟炎症”を
‟いかにコントロールするか”という点です。

同じ方法で施術を行っても
人によって強い炎症を起こす方もいれば
ほとんど炎症にならない方もいます。

そこで、状況を見ながら

  • トレチノインの濃度
  • トレチノインを塗る範囲
  • トレチノインを塗る頻度・期間

を調整しながら続けていく必要があります。

はじめてトレチノイン・ハイドロキノン療法
を行う方は、まずはクリニックに通院して
頻繁に肌状態を見てもらいながら
適切な治療を行うのがベストだと思います。

ねこさん

かえって色素沈着などでシミを濃くしたり増やしてしまっては
本末転倒だからね。

上手な使い方ができるようになれば
非常に良い治療ですよ♡

おうち需要が高まっている今は
特に挑戦しやすいと思います。

ただし!
トレチノイン・ハイドロキノン療法は
表皮までのシミに有効な治療なので
真皮までの濃いシミにはレーザー治療が必要
な場合があります。

その辺も含めて、自己判断では難しいので
まずはクリニックに行ってみることを
おすすめします。

※自分で行う‟塗り薬の治療”ゆえに
自宅で試行錯誤している方が多いようなので
↓これ以降は治療の詳細も書いています。

間違った方法で、色素沈着を増やさぬよう
基礎知識として参考にしていただけたら
幸いです。

トレチノインの濃度

トレチノイン・ハイドロキノン療法の
生みの親である吉村教授によると(東大式)

‟トレチノインは
強く、狭く、短期間使用する”
ということを原則とされています。

つまり、原則は
高い濃度のものを使用して様子を見る→
炎症が強すぎる場合は2日に1回にする
など、頻度で調整する、としています。

※まず0.1%を基準とした上で
反応が強すぎる場合に0.08%~0.05%まで
濃度を下げます。

はじめから濃度の薄いものを使用すると
適度な炎症の程度がわからなくなってしまう
からです。

炎症を出来るだけ発生させないように
濃度の低いものから試してみよう!
と思うのが我々素人の考えることですが

ある程度の炎症や皮むけは
必要なものなので自己判断は難しいと
思います。

‟0.1%の炎症に驚いて
0.025%に買い替えたら反応がない~”と
いう話をよく耳にします。
(初めての場合、こういう方多いはず。)
それだとおそらく効果は得られないので

‟トレチノインは
強く、狭く、短期間使用する”

という事を意識してみてください。

トレチノインを塗る範囲

トレチノインは
シミになっている部分のみにごく少量使用
するのが原則です。

シミ以外の部分に広げないように
ピンポイントで塗ります。

ねこさん

ベビー綿棒などを使用するといいですよ。

シミ以外の部分に炎症を広げないために
トレチノインを使用しない部分に
先に、ハイドロキノンを塗って
トレチノインが広がるのを防ぐ方法も
あります。

トレチノインを塗る頻度・期間

頻度を抑えて2日に1回の塗布にする場合
から1日に4、5回の高頻度で塗布する場合
まで

塗布する頻度を変えることで
投与量を10倍以上調整することが
可能だとされています。

治療の期間を設けたなかで
この‟頻度”を調整することによって
適度な炎症の加減を調整していきます。

治療薬の使い方

クリニックによって
多少の差はあるかもしれませんが
吉村教授が掲示する方法と
わたしが通っていたクリニックの方法
どちらとも掲載しておきます。

吉村教授が掲示する方法

0.1%のトレチノインと
5%のハイドロキノンを
1日に2回、患部に塗布する。

少量のトレチノインをベビー綿棒で
注意深くシミの部分のみに塗って
乾燥させたあと、ハイドロキノンを
指で広く全体に塗布する。

私が通っていたクリニックの方法

いつもの基礎化粧品のお手入れのあと
(ビタミンC誘導体を処方して貰いました)
シミの部分のみに0.1%のトレチノイン
をベビー綿棒で塗布し、乾いてから
顔全体に5%のハイドロキノンを塗布する。
(夜寝る前、1日1回のみ)

※クリニックや医師の考え方によって
やり方は多少違う場合があります。
ハイドロキノンも部分的に使用し
顔全体には塗布しないところもあります。

※現在では5%のハイドロキノン
の使用を禁止している国もある
副作用やリスクを考慮して4%まで
としているクリニックもあります。

頻度を除けば、大きな違いはありませんが
0.1%のトレチノイン
5%(4%)のハイドロキノンからはじめる
点と、トレチノインが乾いてから
ハイドロキノンを顔全体に塗る点が
ポイントです。

治療のスケジュール

トレチノインは、耐性を獲得するので
‟継続使用をしていると効かなくなる”
という特性があります。

トレチノイン・ハイドロキノン療法を行う
場合‟トレチノインの休止期間”
設けながらスケジュールをたてていきます。

以下は吉村教授が掲示している
標準的なスケジュールですが
人によって頻度も違うので
この限りではありません。

クリニックに通う場合は医師の指導に
したがって行ってください。

※資料よりお借りしています
ハイドロキノンをトレチノインよりも
1ヵ月長く使用するのは
トレチノインの炎症による
色素沈着の発生を
予防するためです。
2クール目に入る場合
トレチノインは1ヵ月の休止期間を設けた
あと、改めて再開します。
ハイドロキノンは継続使用して構いません。
※資料よりお借りしています
1クールのトレチノインの使用期間は
2~8週間と示されているので
トレチノインを2ヵ月使用する方法も
あります。
また、休止期間も
4~8週間と示されているので
休止期間を2ヵ月とる方法もあります。
ただし
1クールのトレチノインの使用期間は
最大2ヵ月程度まで。
休止期間は最低1ヵ月はおきましょう!

濃度と期間の調整方法

我慢ができないほどの強い痛み※を感じる
場合は除き、すぐに塗るのをやめないこと
ポイントです。期間中は、トレチノインとハイドロキノンを
継続して使用することは基本として

例え、途中でシミの症状が改善しても
やめずに、使用回数を徐々に減らしながら
休止期間に移行します。

炎症がおきず、シミの症状も全く改善しない
場合でも、トレチノインの濃度は
すぐには変更しないこと。

濃度を上げる場合は一度休薬期間を経たあと
次のクールで濃度を上げるようにします。皮膚の炎症が明らかに強すぎる場合は
0.08%~0.5%まで
トレチノインの濃度を下げますが
中止はせず、使用日数の間隔を空けて継続
しましょう。

※あきらかに我慢ができないほど
強い痛みと強い炎症がある場合
まずは、トレチノインの使用を
やめてみてください。
その後も症状が続くようなら
ハイドロキノンによるものと考え
られます。その場合は治療を続け
ることは難しいです。
炎症をそのままにせずに
早めに病院へ行きましょう。

トレチノイン・ハイドロキノン療法の注意点

妊娠中・授乳中は行わないこと

妊娠中・授乳中の方はトレチノインの
使用はやめましょう。

レチノイン酸の内服で
催奇形性の報告があります。
外用薬については問題がないといわれて
いますが、念のために
使用中は避妊を行うことが必要です。

治療中は刺激を与えないこと

治療中は、治療部位をこすることや
刺激を与える行為は全て厳禁です。

トレチノインの使用によって
皮膚がかなり敏感になっているので
更なる刺激を与えることは
かえってシミを濃くしたり、増やす原因
になります。

紫外線を避けること

紫外線を浴びる事は厳禁中の厳禁です。
トレチノインに加え
ハイドロキノンを使用して紫外線を浴びる
と、シミが濃くなります。

わたしは
日焼け止め&マスク&サンバイザー&日傘
という完全な防御をしていました。

必ず紫外線を避けてください。

ステロイド剤を併用しないこと

トレチノイン・ハイドロキノン療法を行うと
炎症、人によっては湿疹ができる場合がある
ので、炎症を抑えるためにステロイド剤を
併用したくなりますが、メラニンの排出が
悪くなるので推奨していません

ただ、トレチノイン・ハイドロキノン療法
がうまくいかずに、炎症を治療したい場合は
ステロイドを処方されることもあると思う
ので、この場合は併用ではなく
治療のためなので使用してください。

冷暗所での短期保管にすること

トレチノイン・ハイドロキノン共に
不安定な薬剤なので長期保存ができません

特に、光と熱に弱いので
冷暗所で保管しましょう。

古くなり、劣化してしまった薬剤は
更なる刺激になるので、使わずに捨てて
新しいものに買い替えてください。

トレチノイン・ハイドロキノン療法を行う方法

ねこさん

実際に
トレチノイン・ハイドロキノン
療法を行うための方法を紹介
します!

  • 医師の処方&通院して実施
  • オバジ・ニューダーム・システム
  • ゼオスキンヘルス
  • 個人輸入して自分で実施

医師の処方&通院して実施

トレチノインは国内では未承認薬なので
トレチノインを入手するには
原則、医師の処方が必要です。

大手美容クリニックよりも
個人院の方が安い場合もありますが
初診料・再診料がかかるので
結果的には相応のお値段がかかります。

クリニックによって取扱いの製品も違い
医師によって考え方や進め方が若干違うので
信頼できる医師のもとで行うか
トレチノイン・ハイドロキノン療法を
積極的にうちだしている医師やクリニックを
通える範囲内で見つけることが大切だと
思います。

こればかりは‟自分に合う医師やクリニック”
を見つけることが大切なので
口コミを鵜呑みにしすぎずにいろいろ通って
みるといいですよ。

今はオンライン診療を取り入れている
ところも多いのでうまく利用しましょう!

オバジ・ニューダーム・システム

オバジ・ニューダーム・システムは主に
ニキビ治療で有名ですが、基本的な作用は
トレチノイン・ハイドロキノン療法と同じ
なので、シミに対しても適用があります。

化粧品に模した6種の外用剤をワンセット
として使用するスキンケアプログラムに
なっています。

実績は世界的にも認められています。

ゼオスキンヘルス

オバジ・ニューダーム・システムを引き継ぎ
進化したのが‟ゼオスキンヘルス”です。
こちらも化粧品に模した6種の外用剤
(医療機関の専売品)を使って行う
スキンケアプログラムのことで

今とても注目されています!
ゼオスキン公式HP

効果はめちゃくちゃあるけど
1回にかかるお値段は高め……!
でも、それ以上の効果が得られます。

オバジ・ニューダーム・システムや
ゼオスキンは医師の診察が必要なので
取扱いのあるクリニックで処方して貰って
ください。

個人輸入して自分で実施

トレチノインもハイドロキノンも
とても安価に手に入る上に診察料もかから
ないので、とにかくお安く出来るのですが

トレチノインもハイドロキノンも
安定性が悪い繊細な薬剤なので
一度試しに個人輸入をしてみましたが
すでに劣化した色味で届いたことが
あります。(チーン)

個人輸入の製品を使う場合は
自己責任ですね。

ビハクエンなどが有名でしょうか。

例えばビハクエンでも0.1%から初めてみて
頻度で調整をすると効果がありますよ。

※0.025%のものを
長期で続ける方もいらっしゃいますが
シミやニキビ治療ではなく
老化予防という観点で使用するぶんには
有効なのかもしれません。
国や医師によって考え方は様々です。

トレチノイン・ハイドロキノン療法をやってみて思うこと

トレチノイン・ハイドロキノン療法は
なんといっても本当に肌が綺麗になります

感動ものです♡

レーザーによるシミ治療は
どうしても刺激による色素沈着が起きやすい
ので、トレチノイン・ハイドロキノン療法を
行ってみて、消えなかったシミに対してだけ
レーザー治療を行うのも良いのではないかな
と、思います。

ただトレチノイン・ハイドロキノン療法に
関しても、上手いこと炎症をコントロール
しないと、結構大変な副作用なんですよ。

痒いし痛いし涙が出ることもありました。

わたしは皮膚が薄く、超敏感肌なので
顔全体の炎症がなんとなく薄ら色素沈着
になってしばらく残ってしまう事もあり

しっかり紫外線を防げて
ガッツリダウンタイムがあっても平気な
ときじゃないとやらないようにしています。
(治療したい部分が広範囲の場合
メイクで隠れるレベルじゃないですよ~。
メイクをしたほうが皮むけを際立たせます)

トレチノイン・ハイドロキノン療法が
気になっている方は
ここぞ!というタイミングで
ぜひ、トライしてみてください♡

自己流でやらずに
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

わたしは現在、ダウンタイムがほとんどない
真皮までのケアができるコラーゲンピールと
WiQoのケアをしています♡

ダウンタイムがなかなか取れない方は
こちらのケアもぜひ
チェックしてみてください。

 


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普段はWiQoとサンホワイト
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